1 on 1 interview
自由度の高い環境で、
確かな価値のある
自社サービス開発を。
Y.S
工作機械事業部 板金システム部
2024年入社
前職:製造業向けソフトウェアハウス
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- 1on1インタビュー
- 07:Y.S
Profile
学生時代は工学部知能情報システム工学科に在籍し、統計・回帰分析を専攻。卒業後は製造業向けソフトウェアハウスに新卒入社。現部署ではシートメタル加工機の曲げプログラムを生成するCAMソフトの開発を担当している。
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前職での経験・転職のきっかけ
右から左へ受け流すだけではなく、
技術資産を積み上げる仕事がしたい。製造業向けソフトウェアハウスで、加工機搭載HMIソフトの開発や搬送制御のコントロールソフト、IoTサービス開発などを担当していました。クライアントから請け負ったタスクを次から次へとこなす毎日で、基本的には開発・設計・納品というサイクルの繰り返しです。一度納品したプロジェクトに継続して関わることはめったにないため、たとえその後プロジェクトに最良の機能改善を思い付いたとしても、納品してしまった後ではどうにもなりません。キャリアを重ねるにしたがって「ただ右から左へ受け流すだけでなく、会社や自分の中に技術資産を積み上げていけるような仕事がしたい」と考えるようになりました。そんな思いから、新卒以来15年間勤めた会社を離れることを決意。自社サービスの開発を行っている企業への転職活動を開始しました。
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現在の仕事内容・やりがい
社内の他部署との連携が活発で、多くの意見を直接聞くことができる。
ムラテックへの転職を決めたのは、自由度の高い環境の中で、自社製品・自社サービスの開発に打ち込めると感じたから。その印象は、入社1年が経過した現在も変わりません。私の担当は「曲げプログラム」を生成するCAMソフトの開発。シートメタルに曲げ加工を施し立体形状にするプレスブレーキという機械に適用するソフトになります。CADで作成された図面には「何を作るか」の完成形が載っていますが、そこに「どう作るか」は載っていない。どれぐらいの圧力・速度で、どの位置まで曲げるのか。そういった製造の手順をプレスブレーキに指示するのがCAMソフトです。ムラテックは他部署との連携が活発で、社内の多くの人の意見を直接聞くことができます。それに、自分の考える最良の仕様を納得いくまで突き詰めることができる。転職理由でもあった「技術資産を積み上げる働き方」が実践でき、充実した毎日を過ごしています。
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社風・働く環境について
学生時代の研究室のように、
自由に意見を言い合える環境。関わりの深い分野について学び、経験を重ねてきた人たちが集まる場所ですから、部署内の雰囲気はどこか学生時代の研究室を思い出させるものがあります。組織としては縦軸だけでなく横軸のつながりも重んじる傾向があり、上司は部下の話をよく聞いてくれるし、チーム間での意見交換も活発です。自分が担当する分野に関しては「ここまで決めていいんですか?」と驚いてしまうほど任せてもらえる。それをありがたく思う一方で、大きな責任も感じています。現在は、いい意味で「仕事中心」の毎日です。ワークライフバランスは人によって価値観が異なりますが、私の場合は「平日はがっつり仕事、週末はゆっくり家族と過ごして元気をチャージする」というのが理想。必要に応じて残業することもありますし、部署内の仲間と仕事について話し込むこともあります。仕事が充実するほど家族との時間も大切に思えるんです。
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これからの夢や目標
AI活用、生産現場のさらなる効率化、そしてコミュニティサービスの展開。
今後、私がムラテックで挑戦したいことは3つあります。ひとつは「AIを活用した曲げ順の生成」。ソフトウェア分野ではAIが広く普及していますが、実体が伴うハードウェア分野でのAI活用はまだまだ課題が少なくありません。特に人の命に関わるハードウェアを運用する場合、「80%うまくいく」では許されませんから、「100%安全」に限りなく近づけるための取り組みを進めたいと考えています。次に「生産管理と紐づけたスケジュール作成とプログラム管理への取り組み」。これからは稼働時間に空きのないスケジュールを作成するだけでなく、優先順位の通りに生産が進むことが重要だと思っています。そして最後は「ムラテックとお客様をつなぐコミュニティサービスの展開」。お客様のご要望をスピード感をもって実現できるよう、綿密な意見交換ができる場を作りたいと考えています。いずれもまだ漠然としたアイデアですが、実現に向けてできることを探っているところです。