1 on 1 interview
さまざまな視点を養い
想定外を先取りし、
安定稼働を実現したい。
H.K
L&A事業部 技術部 制御設計課
2021年入社
前職:IT業界
システムインテグレーター
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- 1on1インタビュー
- 09:H.K
Profile
IT業界という異業種からの転職だったが、活発にコミュニケーションができる環境に助けられ、ソフトチームのリーダーに成長。他部門との交流で新たな知識と視点を養いながら、「止まらないシステム」の実現を目指す。
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前職での経験・転職のきっかけ
「仕様通り」から「構想通り」へ
自由度のある開発現場への転身。前職ではIT業界のシステムインテグレーターとしてお客様先に常駐し、車載ECU向け組み込みソフトウェアの開発・保守に従事していました。足回り関連の制御システムを中心に、詳細設計から結合テストまで一連の業務を経験。設計通りにシステムが動く瞬間の達成感はありましたが、一方で厳格な仕様があり、開発者の裁量はとても限定的でした。4年間の勤務を経て結婚による転居で通勤時間が増えたことに加え、「仕様通りにつくる」業務に物足りなさを感じ、より創造的な提案や技術的な挑戦ができる環境を目指すようになりました。自社製品の開発を行うメーカーを中心に転職活動を行い、繊維機械から物流・FA・クリーン搬送まで幅広い事業領域を持ち、企画段階からアイデアを反映できるムラテックに魅力を感じ、入社を決意しました。
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現在の仕事内容・やりがい
電気・機械・ソフトをつなぎ、「止まらないシステム」を支えたい。
私の部署では、搬送装置を制御するソフトウェアに関する業務を行っています。具体的には既存システムの改善や新規顧客向けのカスタマイズ設計、新機種の開発や検証などです。現在はシャトルシステムのソフトチームリーダーとして、自ら開発や実装を行う傍ら、社内外10名のチームのタスク・進捗管理も担っています。以前はスマートリモコンのアプリ開発も手掛けましたが、ここ1年ほどはシャトルシステムの新機種開発に注力。自分のアイデアを基に不可能と思える仕様にも挑戦し、検討や試作を繰り返すプロセスが醍醐味ですね。開発で大切なのはイレギュラーな挙動への想像力と対応力。たとえばセンサーの入力値の誤差や機械が動作するときの遊びなど、機械にはどうしても微細なズレが生じます。そのため、安定稼働には機械のクセや特性を考慮したソフト開発が不可欠です。そこがエンジニアとしての腕の見せ所であり、大きなやりがいにもなっています。
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社風・働く環境について
主体性と当事者意識を基盤とした
自由でオープンな環境が魅力です。どんなに万全を期しても、トラブルは避けられません。大事なのは対応のスピード感。トラブル発生時には営業、技術、管理が即座に集まり一丸となって迅速に対応します。責任の押し付け合いではなく、解決に向けた協力体制が社内に根付いています。大企業でありながら、小さなチームが主体的に動く中小企業的な側面もあり、部署を越えた連携も活発です。全社的にボトムアップ型の柔軟な発想が尊重されています。働き方においても裁量度が高く、ソフト開発職ではリモートワークも可能。私は出社派ですが、週の半分をリモートワークで働くメンバーも多くいます。土日出勤や出張があっても振替休日が取得でき、有休も取りやすい雰囲気があります。私はちょうど繁忙期でタイミングを逃してしまいましたが、男性の育休取得も増えています。成果と責任を前提に、多様な働き方が許容される職場ですね。
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これからの夢や目標
語学力と技術力を磨き、
次のグローバルスタンダードを。年に一度ほど海外での展示会に参加する機会があり、これまでにドイツや米国シカゴで新機種の発信に携わってきました。新機種を海外市場へ紹介する場で、現地の方々と思うように英語でコミュニケーションを取ることができず悔しい思いを経験。改めて英会話スキルの必要性を痛感しました。会社全体が海外展開を強化している今、海外展示や現地サポートを行う機会に備えて、円滑な対話ができるよう英語力を磨きたいと考えています。同時に、自身のアイデアやAIなどの最先端技術を開発に活かし、他社が真似できないような製品を生みだすことが将来の目標です。