村田機械｜川北美帆さん

川北美帆

ムラテックメカトロニクス（MMC）滋賀事業所製造本部製造部工作課板金グループ 2008年入社木更津工業高等専門学校電子制御工学科卒業

profile

入社後は繊維機械事業部開発生産課に配属され、設計者の要望に基づく試作部品の製造に携わる。約8年、非接触三次元測定機や機械加工、板金加工などの経験を積んだ後、第一子出産のため、産休・育休を取得。2017年4月にMMCの製造部工作課板金グループに復帰。現在はブレーキ加工や検査、出荷などに携わる一方、サブリーダーとして職場の環境改善にも力を注ぎ、2018年の「中堅社員報告会」では職場改善をテーマにした発表で1位を獲得している。

career

2008年
繊維機械事業部開発生産課

2017年
MMC 製造部工作課板金グループ

interview

入社を決めた理由

村田機械を知ったのは、学校の先生から「実際にものづくりできるインターンシップがある」と紹介されたのがきっかけです。当時は高専生と大学生が同じインターンシップに参加しており、一つのグループで一緒に作業できるのも面白くて。刺激を受け、ワクワクしていたことを覚えています。この時に感じた会社の雰囲気がとても温かく、サポートしてくださった技術者の方々のものづくりに向き合う姿勢もカッコよくて「私もここで働きたい！」と入社を決めました。また、先生から「結婚後も仕事を続けたいなら福利厚生は大事だよ」と言われていたこともあり、当社の福利厚生を細かくチェック。人事の方からも休日休暇の充実や女性の活躍ぶりをお聞きして、安心して入社することができました。

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現在の仕事

産育休を取得後、MMCに異動して復帰した理由は2つあります。1つ目は滋賀の方が自宅から通いやすく、会社がそれを考慮して竜王の事業所を提案してくれたからです。2つ目は私の仕事観の変化が理由で、開発生産課ではずっと試作部品を手掛けてきたので、次は利益に直接かかわるものづくりに携わってみたいと思い、復帰を機にあえて以前とは異なる環境を選びました。現在は製造の現場で板金に携わり、情報機器事業部を除く4つの事業部すべてに向けた制御ボックスおよび部品のプレスブレーキ加工を手掛けています。以前の職場で培った加工の知識や品質へのこだわり、製造現場とのつながりの重要性などの学びを生かすことに加え、女性をはじめ、誰もが働きやすい現場環境を実現するため、職場の改善活動にも積極的に取り組んでいます。

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仕事のおもしろさや醍醐味

開発生産課は入社当時、自ら望んで配属された職場でしたが、いざ足を踏み入れると周りは男性ばかり。女性技能者の配属は初めてということもあり、私自身も何をすればいいのかが分からず、周囲も何を任せていいのか分からないという状態でした。みんなと同じようにしなくてはと焦る一方、腕力では男性にかなわず、機械の操作もおぼつかなくて最初はとても悩みました。しかし、ある時、今自分ができることをしようと思い直し、開発生産課で学んだ品質の重要性を若手に伝える勉強会を実施したんです。これを機にお互いの距離が徐々に縮まり、古参のメンバーからも現場でのさまざまな課題を相談してもらえるようになりました。また、MMCへの異動後には、「女性リーダーシップ開発プログラム」に参加する機会をいただき、そこで社内の色々な職種の女性と意見交換するなかで、自身の仕事への向き合い方も変わってきました。まだまだやるべきことはありますが、現在は自分の働きかけで職場の環境が少しずつ変わってきたこと、メンバーとともに目標に取り組み、それを達成することにやりがいを感じています。

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今後の目標やキャリアプラン

「老若男女誰もが働きたいと思える職場をつくる」。これが私のスローガンであり、目標です。現在、製造部では日本人のほか、ベトナム人スタッフも戦力として活躍していますが、やはり言葉の壁があり、現場でのコミュニケーションが思うようにできません。この現状を克服すべく、仕様書にベトナム語を盛り込んだり、ベテラン技能者とベトナム人スタッフの間に私が入って関係をつないだりと試行錯誤を繰り返しています。また、より働きやすい環境を実現するため、整理・整頓・清掃・清潔に気を配り、男女や国籍、年齢を超えて誰もがずっと働きたいと思える職場づくりにも取り組んでいます。技能者としてのスキルアップはもちろんですが、私の一番の目標はメンバーに「ついて行きたい」と慕われる人材になることです。

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今後の目標やキャリアプラン

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技術系社員