学生時代から憧れていた海外勤務を実現!
言葉の壁を越え、台湾スタッフとの友情も育んでいます。
中村 風寿季
profile
学内説明会で村田機械を知り、興味を持つ。京都に本社があることも魅力の一つだったが、京都で過ごしたのは研修期間の2週間ほど。その後は犬山事業所に配属になり、半導体工場で使われる自動搬送機器の工事管理に携わる。入社1年目から台湾で活躍中だ。
career
学内説明会で初めて村田機械を知り、京都に本社があると聞いて「京都に住んでみたいな」と思ったのが興味を持ったきっかけです。その後、実際にものづくりを体験できる長期インターンシップに参加したのですが、これがとても面白くて。仕事として取り組んでみたいと思ったのと、この時に対応いただいた先輩方がとても良い方々だったことも決め手になりました。別れ際に涙を流して見送ってくださる姿を見て、「こんな方々と一緒に働きたい」と感動しました。また、私は高専2年生の時にニュージーランドに短期留学していた経験があり、海外で働いてみたいと思っていたのも入社動機の一つです。村田機械は海外で活躍する機会が多いと聞き、当時からいつかは自分も!と思っていました。
配属希望先を申告する際、海外で働きたいという思いを伝え、クリーンFA工事部の台湾・中国チームへの配属が決まりました。当部門には台湾・中国のほか、欧米、日本のチームがあり、半導体工場で使用される搬送システムや保管設備を設置し、システムとして稼働させる役割を担っています。そのなかで私は現地プロジェクトの計画を立て、実際に海外現地で現場監督を担うチームに所属しています。とは言え、すぐに海外に行ったわけではなく、まずは約2カ月間、国内の現場で村田機械の工事管理ルールを学び、その後、何度も台湾に通って打ち合わせなどを行った後、2020年1月からチームに合流しています。台湾の大きなプロジェクトでは日本人、台湾人を合わせて500人以上がワンチームとなって働きますが、私が現在担当しているのは50人規模の現場です。このプロジェクトを現場監督である先輩と2人の日本人技術パートナーとともに動かしています。
台湾は言語が異なるのでコミュニケーションを取るのが難しいのではと心配していましたが、スタッフのみなさんがとても優しく迎えてくれて、すぐに打ち解けることができました。現地に行って驚いたのは、電気の配線など工事に携わるスタッフの年齢が若いこと。私と同年代の方が非常に多く、しかも女性スタッフが大勢活躍していることにとても刺激を受けました。現地の仕事で印象に残っているのは、現場監督を担う先輩が帰国していた時に、あるトラブルが起きてしまったことです。結果的には大ごとにならずうまく収められたのですが、先輩に代わって自分が責任者としてさまざまな対応をやり遂げられたことが自信につながりました。まだまだ知識や経験が足りない面はありますが、現場でチームの一員としてみんなとコミュニケーションを取りながら仕事をしていると、「私もチームの役に立っているんだ」とふつふつと喜びが湧いてきます。
現在は日本に帰国して台湾の現場から離れていますが、早く現場に戻りたい、スタッフのみんなと一緒に働きたいというのが本音です。次に現場に戻った時により密なコミュニケーションを図れるよう、今は会社の通信教育制度を利用して北京語も勉強中。仲良くなった現地スタッフとLINEを通じて情報交換もしています。まずは担当プロジェクトを完了させることが目標ですが、今後は自分が中心となり、一つのプロジェクトの計画から完了までに携わってみたい。そして、今以上に国籍や性別に捉われない現場を創っていける人材へと成長したいと思っています。
台湾出張中のスケジュール
台湾出張中の休日は現地のスタッフと食事や観光、エビ釣りに行って過ごします。台湾ではエビ釣りはポピュラーな遊びで、釣ったエビをその場で調理してもらえるのが醍醐味!私の友人はエビ釣りマスターとして受賞歴もあるんですよ。